044_無_1章_自己 その2

044_無_1章_自己 その2

こんにちは、インデイです。

無_1章_自己 その2です。

自己は生存のためのツールボックス?脳科学から見る「自己」の機能と役割

著者が紹介する本の第1章「自己」の2回目の内容を解説します。
自己は生存のためのツールボックスだと考えられています。

サバイバルナイフのような自己

自己はサバイバルナイフのように、状況に応じて様々な機能を使い分けます。
脳の異なる部位が、必要に応じて機能を発動させるのです。

自己の主な機能

脳科学研究により、自己には以下のような主な機能があることがわかっています:

  1. 人生の記憶:過去のイベントをエピソードとして想起する機能
  2. 性格の要約:自分のパーソナリティの大まかな概要をつかむ機能
  3. 感情の把握:外界の変化に対する肉体の反応を感情として認識する機能
  4. 事実の知識:自分に関する単純な事実を理解する機能
  5. 連続性の経験:過去の自分と現在の自分のつながりを感じる機能
  6. 実行と所有感:自分の意思で行動を決定していると感じる機能
  7. 内面の精査:自分の行動や思考、感情をモニタリングし活用する機能

自己が消える状態

自己は常に存在するわけではありません。
ゲームに没頭したり、リラックスした状態では自己の感覚が薄れることがあります。

自己がなくても機能する日常

自己が消えても、多くの日常行動には問題がありません。
これは、ルーチンワークが潜在意識下で行われているためです。

自己をコントロールする可能性

著者は、腹式呼吸やネガティブな感情を書き出すなどのトレーニングで、
自己をある程度コントロールできるのではないかと提案しています。

まとめ

自己は生存のための多機能なツールボックスであり、状況に応じて様々な機能を発揮します。
しかし、自己は常に必要なわけではなく、時に消えることもあります。
著者は、自己をコントロールする方法の可能性を示唆しています。

この考え方は、自己に対する新しい視点を提供し、日常生活や自己理解に役立つかもしれません。

以上です。


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