今回は、ラジオ&Youtube バックナンバー042_無_序章_苦_一章_自己 です。
こんにちは、インデイです。
今回から、鈴木祐さんの無という本の感想と要約をしていきます。
大変難解なこともあるかもしれませんが、人間の本質をついたものだと思いましたので、一読をお勧めします。
無_序章_苦_一章_自己
『無』を読む – 不安と苦しみについての考察
はじめに
鈴木祐著『無』という本を読み進めています。この本は人生の苦しみと向き合い、それを乗り越える方法について深い洞察を提供しています。今回は序章と第1章の前半を読んだ感想をお伝えします。難しい内容ですが、私たちの日常生活に役立つヒントが詰まっています。
本の目的と主要な概念
『無』の目的は、読者の不安や心配事をクリアにし、生まれ持つポテンシャルを取り戻すお手伝いをすることです。著者はこれを「最高の状態」と定義しています。
本書では、あらゆる苦しみの共通項を見極め、普遍的な対策を立てることを目指しています。その中心となる概念が「二の矢」です。
「二の矢」の概念
ブッダの教えによれば、真の苦しみは「二の矢」が刺さるか否かで決まります。「一の矢」は避けられない苦しみですが、「二の矢」はそれに対する反応のことで、自分でコントロールできるものです。
例えば、降格を告げられて(一の矢)怒りのあまりゴミ箱を蹴って足を怪我する(二の矢)ようなケースです。
ブッダは、一般人と仏弟子の違いは「二の矢」が刺さるか否かだと言っています。
人間の本質的なネガティブ思考
人類は生まれつきネガティブだと言われています。これには進化的な理由があります。原始の世界では、ネガティブに敏感な人間が生き残りやすかったのです。
しかし、現代社会ではこの特性が不安や心配を増幅させる原因となっています。特に人間は、動物と違って明日のことや遠い将来のことまでくよくよ考えてしまいます。
怒りのメカニズムと対処法
興味深いことに、怒りは生理学的には6秒しか持続しないそうです。アドレナリンなどのホルモンの影響で一時的に戦闘態勢に入りますが、すぐに落ち着きます。
そのため、怒りや衝動的な行動を抑えるために「一時停止ボタン」を持つことが大切です。例えば、私の場合は、「ついてる、ついてる」と心の中で唱えることで冷静さを取り戻します。
反芻思考の危険性
「反芻思考」、つまり悩みを何度も繰り返し考えることは、苦しみを増幅させる原因となります。これは「二の矢」「三の矢」を自ら放っているようなものです。
まとめ
『無』を読み進めて、次のようなことが分かりました:
- 苦しみの本質は「二の矢」にあり、それは自分でコントロールできる
- 人間は本質的にネガティブ思考だが、それを理解し対処することが大切
- 怒りは6秒しか持続しないので、一時停止ボタンを使って対処できる
- 反芻思考を避け、前向きな思考を心がけることが重要
この本は難しい内容ですが、私たちの日常生活に直結する洞察に満ちています。これからも読み進めながら、自分の人生にどう活かせるか考えていきたいと思います。
以上です。
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